2008年 02月 22日
ぷらっとこだま(グリーン車)で日帰り東京 |
木曜日から日記がかけないのは、単純に書く時間が全くないからでした。いいわけ。
ところで金曜日は、元北海道のサッポロソウルというNPOにいて、今ETICにいるなつきちゃんに誘われまして、経済産業省の地域での人材育成プロジェクト「チャレンジコミュニティ創成事業」の次のステップとしていろいろ各地でやっている人が大集合して話し合う「クラスター戦略会議」という難しい名前の集まりに、東京の渋谷というところに行ってきました。日帰りで。
前の日に金山駅でぷらっとこだま(各駅停車の新幹線こだまが、格安で乗れるJRの旅行プラン)を予約しようとしたら、なんと普通席が満員で、でもグリーン席でものぞみより2000円くらいもやすいということで、なんと往復グリーン車!
しかもぷらっとこだまにはドリンクチケットとかついてて、往復ビールまで飲める!ということで、うれしかったです。
ちなみに会議の内容は、各地でG-netみたいにインターンシップを中心に地域活性化っぽいことをやっている団体があつまって、「中小企業CSRとどう絡めるか」とか「高校生をまちにどう巻き込むか」とか「芸術系の若者がどう食えるか」とか「田舎の場合はどうか」とかそのようなテーマごとの分科会に別れてワークショップをするのです。
僕は前半「芸術でメシを食う若者をどう育てるか」というような分科会に出させていただきました。この分科会は場の目的(誰が、何を目的に話し、何を得るのか)が不明確な上、強引なファシリテーター(あんなのファシリテーションとは呼ばない)によって無理矢理中途半端な落としどころに持っていかれるという、豪華なゲストと参加者の集まりに意味を持たせられない最もダメな会議のパターンでした。会議内容は非常に不満です。
しかし、ここで出会えた方々は素晴らしかった!
淡路の左官職人で、情熱大陸などにも出演しているめっちゃかっこいい久住さん、それからバンタンの学生から始めて今年東京コレクションに出展するという新進気鋭のファッションデザイナー(一度使ってみたかった言葉)秋山さんなどがゲストでいらっしゃっており、超現場感のある仕事の話が聞けたし、
ワークショップ参加者の方も、久しぶりに再会した会津本郷町の伝統工芸プロデューサー貝沼君や、同世代の東京のアートプロデューサーの寺井さん、箱根で古い家屋を改装して地域作り拠点のカフェをやられている安藤さん(奥さんが関市出身!)、鹿児島でクリエイティブディレクターをやっている同世代の安藤さん(G-netTOKYOの乗越がお世話になっている)などなど、ダベるだけでかなり面白い話が聞ける、今後ぜひ繋がっていきたいメンバーでした。
次が本命の「田舎部会」。高知で、いなかインターンシップというのをやっている南の風社さん(郡上で言うとパブリックシステムみたいな?)が中心で、中山地域特有の産業・材木屋や山荘や有機農家などに高知大学の学生をインターンさせるという事例紹介。収益モデル化は現在できていないものの、学生達の人間力の向上がめざましいらしい。
それと、鳥取で鳥取大学の学生をいなかに援農ボランティア派遣をする「学生人材バンク」なる事業をしている方による事例紹介など、
今後流域をつなぐうえでヒントになりそうな情報がめじろおしでした!
ここでも素晴らしい出会いを得ました。
ていうか、鳥取の「学生人材バンク」モデルは、今後岐阜でも実現できないであろうかと、ちょっと模索してみようと思います。来月早速現場見てきます。岐大の学生と鳥大の学生の交流会がちょうどあるので、まざってみようと思って。
工学系学生による「ジェネコン」、農学系学生による「援農」、建築系学生による間伐ボランティアなどを軸としながら、社会人を含めた若者を上流の農村部に送りこみつづけるというサイクルを作れないだろうかと、流域の人々と話しながら実現していきたいという妄想が広がりました。やるぞ。
全体としては、以前からのETIC、チャレコミに対する印象通り、なぜ学生長期インターンシップが全ての前提になっているのか、よく分かりませんでした。地域再生や地域経済活性化の未来像から逆算して、必要で効果的なことであればやればいいと思うんですけど。分科会同士の共有時間もそうですが、目的(地域の問題解決)ではなく手段(長期インターンシップ)を掘り下げることに終始している、という印象を受けました。
当初の目的であった、全国のいろんな人に会って刺激を受けるという意味では、ものすごい刺激を受けたので、岐阜に持って帰って生かしたいと思います。
ありがとうございました!
ところで金曜日は、元北海道のサッポロソウルというNPOにいて、今ETICにいるなつきちゃんに誘われまして、経済産業省の地域での人材育成プロジェクト「チャレンジコミュニティ創成事業」の次のステップとしていろいろ各地でやっている人が大集合して話し合う「クラスター戦略会議」という難しい名前の集まりに、東京の渋谷というところに行ってきました。日帰りで。
前の日に金山駅でぷらっとこだま(各駅停車の新幹線こだまが、格安で乗れるJRの旅行プラン)を予約しようとしたら、なんと普通席が満員で、でもグリーン席でものぞみより2000円くらいもやすいということで、なんと往復グリーン車!
しかもぷらっとこだまにはドリンクチケットとかついてて、往復ビールまで飲める!ということで、うれしかったです。
ちなみに会議の内容は、各地でG-netみたいにインターンシップを中心に地域活性化っぽいことをやっている団体があつまって、「中小企業CSRとどう絡めるか」とか「高校生をまちにどう巻き込むか」とか「芸術系の若者がどう食えるか」とか「田舎の場合はどうか」とかそのようなテーマごとの分科会に別れてワークショップをするのです。
僕は前半「芸術でメシを食う若者をどう育てるか」というような分科会に出させていただきました。この分科会は場の目的(誰が、何を目的に話し、何を得るのか)が不明確な上、強引なファシリテーター(あんなのファシリテーションとは呼ばない)によって無理矢理中途半端な落としどころに持っていかれるという、豪華なゲストと参加者の集まりに意味を持たせられない最もダメな会議のパターンでした。会議内容は非常に不満です。
しかし、ここで出会えた方々は素晴らしかった!
淡路の左官職人で、情熱大陸などにも出演しているめっちゃかっこいい久住さん、それからバンタンの学生から始めて今年東京コレクションに出展するという新進気鋭のファッションデザイナー(一度使ってみたかった言葉)秋山さんなどがゲストでいらっしゃっており、超現場感のある仕事の話が聞けたし、
ワークショップ参加者の方も、久しぶりに再会した会津本郷町の伝統工芸プロデューサー貝沼君や、同世代の東京のアートプロデューサーの寺井さん、箱根で古い家屋を改装して地域作り拠点のカフェをやられている安藤さん(奥さんが関市出身!)、鹿児島でクリエイティブディレクターをやっている同世代の安藤さん(G-netTOKYOの乗越がお世話になっている)などなど、ダベるだけでかなり面白い話が聞ける、今後ぜひ繋がっていきたいメンバーでした。
次が本命の「田舎部会」。高知で、いなかインターンシップというのをやっている南の風社さん(郡上で言うとパブリックシステムみたいな?)が中心で、中山地域特有の産業・材木屋や山荘や有機農家などに高知大学の学生をインターンさせるという事例紹介。収益モデル化は現在できていないものの、学生達の人間力の向上がめざましいらしい。
それと、鳥取で鳥取大学の学生をいなかに援農ボランティア派遣をする「学生人材バンク」なる事業をしている方による事例紹介など、
今後流域をつなぐうえでヒントになりそうな情報がめじろおしでした!
ここでも素晴らしい出会いを得ました。
ていうか、鳥取の「学生人材バンク」モデルは、今後岐阜でも実現できないであろうかと、ちょっと模索してみようと思います。来月早速現場見てきます。岐大の学生と鳥大の学生の交流会がちょうどあるので、まざってみようと思って。
工学系学生による「ジェネコン」、農学系学生による「援農」、建築系学生による間伐ボランティアなどを軸としながら、社会人を含めた若者を上流の農村部に送りこみつづけるというサイクルを作れないだろうかと、流域の人々と話しながら実現していきたいという妄想が広がりました。やるぞ。
全体としては、以前からのETIC、チャレコミに対する印象通り、なぜ学生長期インターンシップが全ての前提になっているのか、よく分かりませんでした。地域再生や地域経済活性化の未来像から逆算して、必要で効果的なことであればやればいいと思うんですけど。分科会同士の共有時間もそうですが、目的(地域の問題解決)ではなく手段(長期インターンシップ)を掘り下げることに終始している、という印象を受けました。
当初の目的であった、全国のいろんな人に会って刺激を受けるという意味では、ものすごい刺激を受けたので、岐阜に持って帰って生かしたいと思います。
ありがとうございました!
by oniku99
| 2008-02-22 23:06
| 社会起業家